A.R.CUSTOMS
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SUCCEED Pick Up TruckPROBOX Pick Up Truck

SUCCEED Pick Up Truck  ☆ サクシード ピックアップトラック ☆


実は、こうやって制作されてます
『種明かし』?!サクシードのピックアップトラックの作り方をご紹介します
ビルダー 西田アキラの匠技をご覧ください
                                                    writer:ちぃちママ


その1 クルマのパーツをはずします
その2 後部座席&カーゴスペースを切断します
その3 溶接に向けての準備をします
その4 サクシードとプロボックス似て非なるクルマ ゲートの決定
その5 リア・荷台部分のフロアーをつくります
その6 こだわりのルーフをつくります -リアゲートがルーフに?!-
その7 スムージング・ドア部分の溶接をします 

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BEFORE  AFTER
BEFORE
 AFTER 


その1 クルマのパーツをはずします

 まずは基本のバラしです。

カスタムするにも、レストアするにもこの作業から入ります。ただバラバラにするといっても、一つ一つ丁寧にパーツをはずしていきます。

特に再利用できるものは大切に保管します。
TVの『大改造!!劇的ビフォーアフター』の匠と同じですね(*^_^*)

ビルダー職人アキラのモットー☆
 ・部品など、使えるものは使う!
その理由とは??   写真の下へ続く。。。

カーゴスペースから始まり、ライト類もドアも天井もキレイにパーツが外れました。
すっきりして気持ちいいですね(*^。^*)

フレームをむき出しにして。。。   いよいよ切断です。

そうそう、ナゼ「使えるものは使う」再利用を推奨するのか??
一番の理由は、部品が故障したりつぶれた時、その車の車検証で注文が可能だという事です。

A.R.customsはクルマをつくるだけでは終わりません。  その後のメンテナンスの事も考えて制作します。
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その2 後部座席&カーゴスペースを切断します

  拡大すると・・・   迷いなく切断されているのがよくわかると思います。気持ちいいくらいスパッと切れてますねヽ(^o^)


余談ですが、
カスタムおやじこと、ビルダー西田が愛用してる
切断用グラインダーの歯の名前を聞きました

歯の名前は… 「金玉」だって(^_^;)

  『これがまたよく切れるんだわぁ』
                byカスタムおやじ

 ところで、「一気に切っちゃえばいいのに、どうしてこんなきりきざんでの?」って思いませんか??【下画像参照】

理由は、リアフェンダーの中の構造やルーフのサイド部分の構造を確かめています。
まぁ、大きすぎるから分割して切らないと手におえないって理由もあるんですけどね(^_^;)
 

黄色のマスキング部分【上画像参照】はカットする部分のマーキングです。

次の工程でサイドに補強を入れる為の「のりしろ」を造るのですが、それも踏まえてラインを決めています。

大胆に躊躇なくカットしていますが、カスタムおやじの頭の中には設計図・段取りが既に出来上がっているんですねぇ。
藪から棒に切ってるのではなく、後々の事もちゃんと考えて進めています。。

【右画像】は「のりしろ」を折り曲げたところです。
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その3 溶接に向けての準備をします

 
せっかくパーツを外したのに、またテールランプとバンパーを取り付けました。 どうして?

サイド上面の曲げる角(さっきの「のりしろ」を曲げる部分)はテール位置同じにになります。
その折り曲げる位置を決める為に再び取り付けています。

じゃあ「バンパーまでつけなくても、テールランプだけでいいんじゃないの?」 って思いませんか?

バンパーまで付けた理由は、テールランプだけつけても5mm程度下にさがっていて、本来の位置ではありません。
バンパーをつけて下から持ち上げてきちんと固定しています。たかが5mmされど5mm。仕上がりに大きく影響します。
ルーフサイドの形に合わせて、ルーフ側を切ってます。最初はサクシードのゲートで合わせていましたが、ゲートのアーチ形状が不満!サクシードのゲートだと運転席のスペースは広くなるけれど、荷台のスペースが10cm程狭くなるんです。その上、横から見た時のリアガラスのアーチがきつすぎて、頭でっかちに見えてきました。

このピックアップトラックをつくる時に、荷台のゲートと運転席部分に使うゲートが2つ必要です。

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その4 サクシードとプロボックス似て非なるクルマ ゲートの決定


ゲートが変わっているのに気づきましたか?
最終的に機能性とバランスを考えた結果、運転席側のゲートには、サクシードではなく、プロボックスのゲートを使う事に決定しました。


プロボックスとサクシードは似ているようで結構違うんですヨd(^_^)

サクシードの荷台は後ろに飛び出てる
プロボックスは飛び出てない

リアゲートも、リアバンパーの形状も違います。
だから全長も変わってきます。

全長:プロボックスは4195mm
    サクシードは4300mm

ついでにフロントのバンパー部分も異なります。
プロボックスはフレーム一体型。
サクシードはフレームの上にバンパーがついています。

他にも色々違いがあります。


軽トラやサニトラのシートって
リクライニングができないんですよね。。(+_+)

窓の形としてはサクシードのほうがカッコイイな☆

サニトラの後ろ姿が好きだけど、
腰痛持ちのおやじにはリクライニングは必修です。

そんなこんなで、機能性も考えて「プロボックス」のゲートを採用する事にしました。

あえて、サニトラ形状にしたい場合はそうする事も可能です☆

横から見ると、よくわかる 


プロボックスの方が
膨らみが少ない
  リアゲートの窓上部分をカットします。

カットした窓上部分は後で使います。

何処に使うと思いますか?  『その6』で判明しますヨ(^_-)-☆

お楽しみに(^_^)/ 

すっごく重要な部分になるんですよ〜!!
 ピックアップ形状になりました\(~o~)/

この時点で、ほぼ完成形になりました

でも、ここから先も見逃せない技術が続々でてきますよv(^o^)
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その5 リア・荷台部分のフロアーをつくります

 
              【1】これどの部分でしょうか?

              【2】どこに使うんでしょね?!

【1】の答えは・・・後部座席の背面部分

【2】の答えは・・・リア、荷台部分のフロアーに使います
次に画像左の赤丸部分も重要なパーツになります。
これ後部座席の背面部分です。
  
もともと背の部分というのは、バンなら、シートを倒せばフロアーがフラットになるようにつくられてます。
そして、座席として使用するとき、シートの背の部分が『カチッ』とロックするようになっています。
そのロックを『ゲート部分に使えるっ!』ビルダーおやじはピピッッときました。
『このロック部分は絶対使いたい!』


 ゲートはまっすぐではなくアーチ型になってます。そのアーチ形状に合わせ曲げたアングルをフロアから水平に固定します。
 
アングルのアーチとフロアーに合わせてカットした後部座席です。 
さっきのロック部分も上手くは切り落とした方に含まれているので、無事にゲート部分に使用する事ができました。


 
カットしたシートを溶接していきます

タイヤハウスの前からセンターピラーにLアングルを溶接してフロアパネル部分に使った後部座席の背部分を固定してフロアの補強にしてます。

隙間はすべて1mmの鉄板を溶接して埋めています。 
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その6 こだわりのルーフをつくります -リアゲートがルーフに?!-


この赤枠の部分。  これがミソ(^_^)/

これ、どこの部分かわかりますか?
       (【その4】のリアゲートの写真を参照)

そうです!リアゲートの上部分切り落とした時のサイド部です!
この部分を使用する事はとても重要な理由があります。

リアゲートはもともとは一番後ろについますよね。

今回、ルーフを切った位置は真ん中より少し前です。
車は基本的に、真ん中が一番幅が広いんです。
だから、リアゲートをそのまま付けようとしても幅がたりません。

そこで、この角を使う事でプレスラインも合います。

 仮合わせしていたフールパネルにきれいに合うように、
ルーフパネルを2cm間隔で切り目を入れて溶接する準備をしています。

どうして切り目を2cm間隔で入れるのかというと、ルーフとリアゲート上面との角度がちがうので、切り目をいれることできれいに沿うようになるようにしています。 

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その7 スムージング・ドア部分の溶接をします

   

ナンバープレート部分をスムージングをします 
左:紙を貼ってるけどスムージングするのにどうして??

子供のころ、10円玉の上にを紙をかぶせて、鉛筆でこすって模様を浮かび上がらせたりしませんでいたか?
これと同じ原理なんです。スムージングする部分の形状を紙に写しています。 原始的だけど、結構使えるこの技術(*^_^*)

写した紙を切り抜く→それを使って鉄板にかたどる→鉄板を切り出す→溶接→凹みをとる為にパテ塗る→磨く→スムージングの完成♪

 
ここもミソ!(*^_^*)

『単純に溶接してくっつける』とはいきません。

車のドア部分には6mmの隙間があり、その隙間も埋めていきます。
扉をあけた状態で6mmの鉄筋をリアフェンダーステップ側に片側だけ溶接し固定します。

6mmの鉄筋?この文を書いている『ちぃちママ』にはピンときません。
素手ではやっぱり曲がらないんだよね〜?!

おやじ曰く、「よくブロック塀とかの芯になってる鉄筋あるやろ?それやで」って。何となくわかったような。。。

写真では、その鉄筋を簡単に曲げているように見えますが、

実際は・・・『簡単に曲がるよ。』 だって・・・
おやじは怪力??

溶接で止めていきながらだと硬い鉄筋も簡単に曲がります。


片側溶接し終わると、そのまま扉をしめます。
そして、次に扉側を溶接すると、隙間はスキッと埋まり溶接されます。
 
リアゲートのスムージングと同じく、リアのアウターハンドルとドアプロテクターも埋めました。
もちろん前のドアプロテクターも埋めてますよ。【下:写真参照】
 
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その8 ドアの隙間を埋める

←←
赤枠部分の隙間を埋めます

この部分は、リアドア部分です
リアドアのヒンジ(緑枠部分は隠れてしまいますが、青丸部分は少し見えてしまいます。
はそのまま残しています。

見える部分はカットして

鉄板を隙間の形にカットして溶接しています。 
 


その9 ルーフ角の処理

 
 
【その6】 こだわりのルーフをつくります -リアゲートがルーフに?!-
の続きです。


切り込みを入れ準備していた部分を溶接していきます。

ルーフからピラー・リアガラス回りのプレスラインをあわす為リアゲート、
上角を使いメタルワークでプレスラインを作るわけは、
何年か先にパテやせでパテが剥がれ落ちたり溶接面のかたちにやせて
ガタガタになるのを防ぐのにパテを薄く仕上げるために
メタルワーク(板金)に時間、手間をかけ、鉄板の状態でも
しっかりラインや丸みを造るように心掛けています。
 


その10 リアゲート&ゲートロックストライカー

  『プレスラインをあわす事!』 これがカスタムする時の鉄則

このポイントを守れば仕上がりも美しくカッコよくなるんですよぉ
Rガラスはプロボックスのリアゲートを使用したので
全くプレスラインがあわなかったのでひと工夫で
まとめました




【その1】 クルマのパーツをはずします   【その2】 後部座席&カーゴスペースを切断します    【その3】 溶接に向けての準備をします
【その4】 サクシードとプロボックス似て非なるクルマ ゲートの決定      【その5】 リア・荷台部分のフロアーをつくります
【その6】 こだわりのルーフをつくります -リアゲートがルーフに?!-    【 その7】 スムージング・ドア部分の溶接をします 


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